玄米茶の愚痴や、暇潰しの短編を書いたりするよ多分
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タイトルには意味がありません玄米茶です。
少し休憩した後、今日から負け犬の執筆に本格的に入っております。私の調子しだいでは明日に更新とかなめたまねが出来ますが、無理だとお考え下さい。
ちょっと執筆で少し悩んでるところがあって、一度落ち着こうと日記を打っているわけです。
もしかして、ホーカシャンの曲とかが悪いのかなぁ?
そういえば執筆中私は音楽を聴くことが多いのですが、基本が志方あきこ、ホーカシャン、zabadak、もりばやしみよ、谷山浩子、などの人の曲を聞いているのですが、玄米茶の作品に合わないのかとか考えたりするときがある。
と言うかこう見てみると、結構ジャンルが偏っていますね。スキャットマンジョンとかもすきなんですが、あの人の曲は歌えなくても楽しめるんで執筆に向かないにも程がある。勝手に歌いだしてますからね、あれは反則です。
あとはみんなのうたの恋花火に、道ぐらいですか。後帰ってこいとか天城越えとか舟唄に津軽海峡冬景色、ソーラン節もすきです。私の歌のジャンルをみてもらえば分かると思いますが、流行に思いっきり外れているもので、基本的に同年代の知人の会話についていけません。
まぁこれから執筆に入りますが、気を紛らわせるために何か短編でも書いてみよ。けれど暇つぶしの執筆にしては、私らしい作品かなこれは?
あとなぜ土葬じゃないのかとかつっこむな以上です。
あぁ、王子様。私だけの王子様、楽園だけにいる私の王子様。
夢の中で勇ましく気高い私の王子様、お願いです。私のこの檻から出してください。
王子様志願者
ここは暗い森の中、そこにはひとつの家が建っておりました。
怖い怖い魔女のおばあさんと、一人の少女が檻の中に。
少女はいつも夢見心地に王子様を待っていました。そこは暗い森の中、少女は御伽噺の王子様を思い出しております。
だが困ったことに少女は、喋る事ができない。魔女のおばあさんは、いつもそんな少女を視界に入れることさえしないのです。
そんなある時ですおばあさんは、少女に話しかけるのです。
「マリア、マリア。許しておくれ」
「…………」
だが少女は喋れません、ただ一度かくんと首を動かすだけ。おばあさんはそんな少女の姿に悲しそうな顔をするのです。
少女はお婆さんのそんな姿が、不思議でなりません。
何しろおばあさんは彼女を檻に閉じ込めた張本人なのですから。そんなおばあさんも時々ですが街に買い物に出かけていました。そのたびに傷だらけに、なって帰ってきます。
少女はそれも不思議です、怖い怖いおばあさんが、なぜこんなに傷だらけになるのかが分からないからです。
そんな生活が何年も続きました。きずけばおばあさんも死んでいます。
けれど少女は動けません、これでは何年経っても檻から出ることができません。
喋る事ができない少女は何度も心で叫びました、何度も心で叫びました。
助けて、王子様。
助けて、王子様。
私だけの王子様。
しかし彼女の声は届きません、彼女は喋れないのです。体を彼女は震わせました。
少女は何度も叫びます、叫び続けました。
もう何年も何年も、けれど彼女の声は届きません。
ですがあるとき、猟師が彼女の小屋を見つけはいってきたのです。少女はこれで助かると、喜びます。
けれど猟師の声は悲鳴でした。
けれど猟師の声は悲鳴でした。
少女の姿を見た猟師は悲鳴を上げるのです。そうです考えれば分かる事でした、少女は何年も叫んでいたというのに生きていたのです。檻の中で生きていたのです、食べ物をくれるおばあさんは死んだというのに。
慌てふためく猟師は彼女に向かって意味もなく猟銃を放ちます。そうするとどうでしょう、頭がくるりと弧を描いて飛んでいきます。
そのとき少女の目には鏡が映りました。
そこには1つの頭蓋骨が見えるだけ、なんと簡単なことだったのでしょう。すでに少女は人間ではなかったのです。
***
そこはかつては素晴らしい、家族の住まう楽園でした。
ですがある時、娘に恋をした村人が父親を殺し少女を襲います。母親が帰ってきたとき、村人と娘はまだからだをかさねていたのです。
母親は狂いました。
村人と娘を殺してしまいました。
ですが、娘を焼いたとき娘は生きていたのです。喋る事の出来なくなった少女は、熱いとさえ叫べません。
母親は娘を見たとき、涙を流しながら閉じ込めました。その檻の中に、少女は村人に襲われたとき、王子様助けと叫んでいたそうです。
なんどもなんども、けれど誰も救ってくれません。
けれど少女は信じました、母親に殺されて、死んでなお王子様を、求めていたのですきっと彼女は生きて痛かったのでしょう。
頭を砕かれるまで少女は、ずっと望んでいたのです王子様助けてと。
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