玄米茶の愚痴や、暇潰しの短編を書いたりするよ多分
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読者は知らない私が実は馬鹿だと言う事を、いや知ってるでしょうけどね。
じゃ無ければこんな悲惨な文章書かないだろうし(これは技術的な意味ですけどね)。
今日は気が向いたので鬼の花婿でもちょっとだけ出してみます。関係ないですけど私の作品の中じゃ間違い無く羽間は可愛いヒロインじゃないでしょうか。
いやあれが一番マシともいうかもしれませんがね。
あれ、もしかしてこの作品てラブコメしてるんじゃ!!
このまえweb拍手に感想くれた人ー、鬼の花婿はラブコメですよねーとか言って二章の一部を解放してみる。
そういえば実は私はヒロインが可愛く書けないので、あんな感じに一津もなってたりするんじゃないかとか考えています。それと実は可愛いキャラがかけないのはコンプレックスだったりしていまーす。
俺は生まれて始めて絶望を知った。
心に深い傷が出来てそれは、修復不能レベルでダメージを負ってしまいどうしようもないところまで追い詰められている。満足そうに笑顔を作り俺に喧嘩を売る女は、いつの間にか俺の嫁になってしまった存在である。
しかもだ、俺は父親にファーストキスを奪われたごときで気絶した男と、言われるようになってしまったのだ。こんな不愉快な思いはそうは無いだろう、だって俺は全て惚れた女に捧げるつもりだったんだぞ。
「遠い目をしてるところ悪いが夫よ、まだする事は一杯あるだろう。たとえば私の家族に報告とか」
「おい、なんで俺が好き好んでお前の両親に挨拶しに行かなくちゃ行けないんだよ」
いや分かっているが、もはや俺は性も根も尽き果てている。ニヤニヤと笑うこいつを見てなんか腹が減る、いやそんなわけは無いだろうが、とりあえず不愉快だ。
だというのに俺の苦しむ姿を見るたび、子供のように喜ぶこいつを見て殺意が募ったって悪くはないはずだ。
けれど、このふざけたほどに心に働く強制力が、目に涙を滲ませて俺を甚振るのだ。大学の友人連中ならきっと哀れすぎるとでも笑ってくれるのかもしれないが、最早笑い事じゃない、誰も助けてくれない状況で俺にとっては鬼と変わらない腕力が、覆いかぶさるように俺の服を掴んで、お互いの顔が引っ付きそうなほど近くに寄せる。
「男らしく、結婚の報告をしてもらおうじゃないか」
嫌に挑戦的な笑みを浮かべて俺に向かってのたまう。
「と言うか俺と一緒にいるだけなら別に結婚しなくてもいい気がするのに」
「よく言う、君は外に逃げる事だって出来るだろう。そんな事させないように体ででも君を縛ろうかと考えているところだ」
なにその俺にとっては最低最悪な発想、否応無しに冷たい汗があふれ出すんだけど。
しかもこいつ俺が嫌がることを理解して言ってるから余計最悪だ。
「はっはっは、いい回帰見はもう逃げられないんだ。さあ行くぞ、ちなみにだが私には弟がいるが、とことん君を嫌っているから気をつけておくといい」
「え、って言うかなんだよそれ、何で俺そんな敵意を向けられているんだ」
「いやなぁ、血縁的な問題でどうも私は弟か君としか関係を持ってはいけなくて、この美貌だろう弟は私を狙っていたらしく」
いや、え、なに平然と近親相姦を考えているんだ。
田舎の村でもっとマシなチョイスがあるだろうが、だが俺の嫌そうな顔に嬉しそうに鼻を鳴らす。
「おやおや、キス程度で既に独占欲を発揮するとは縛る男は嫌われるぞ」
「縛った女が言う台詞か」
「何を言う、ちなみに私は浮気は許さないけどする女だ」
台無しだ、自慢げに胸を張っているが、いっていることは人間の屑と変わっていないことに気付けないのだろうかこいつは。
軽蔑の眼差しを向けてもきっと嬉しそうな顔をするだけなのだが、一体どういう了見なのか突っ込みを入れたい。
「しねーよ、俺が出来るような性格して無いの知ってるだろうが」
「当然だろう。だからこそこんな事を言っている、それに私のほうは結構独占欲が強くて君を手放すつもりも、弟に体をやるつもり心をくれてやるつもりも無いんだ。処女もくれてやるから一緒にいてもらうぞ、じゃないところしてしまうかもしれない」
愛されてないのに愛が重い。
なにこの愛情の欠片も無い愛情は、言ってて意味が分からないけどこいつはこういう奴なのだろう。なんか意味も無く俺に執着していやがる。
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