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玄米茶の愚痴や、暇潰しの短編を書いたりするよ多分
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俺よわ三章入ります。実は今とても忙しい、本当に忙しいのですが更新ぐらいできるので。
戦闘一族 松永 は、能力を持たない人間でさえ能力者と渡り合える力を与える戦闘術を持つ一族の事です。それでも限界と言うものがありますが、六道名家でさえ教えを請うほどの戦闘術だったりします。

その戦闘術は大きく二つに分類されます。

対能力者戦闘法 竹林 能力者用戦闘術 長々 の二つです。

名前は今決めました。酷い名前ですけど気にしないで下さい。けれどそんな松永の戦闘術も不動明王には意味がありません、あの人は元々松永の出だからです。松永メイが本当の名前でした、まー色々あったんですよ。決めてないですけど。




松永戦闘術、それは二つの系統を持った戦闘術だ。
一つは能力者のための戦闘術、そして今の時代最秘奥とまで呼ばれるようになった対能力者戦闘術。俺はちなみにどっちも覚えていない。

写島に伝わるのは心構えである『頑張れ皆人間どうにかなる』と、それだけ書かれた農民スピリッツに溢れた言葉だけ。勘弁してください、ご先祖様いくらなんでもこれは無いですよ。
どの世界にもこんなものを千年近くにわたって語り継ぐ、なんてどんな家ですかといいたい。

「さーて、今日こそ模擬戦をしましょう」
「お前さ、三日に一回ぐらい言ってくれるな。その度に俺の発言は決まっている、死ね豚女」

日常の挨拶が終われば後は授業だ。俺はもうここのでの生活に諦めを感じてきている。
馬鹿二人も慣れれば日常だ。暴言はいて殴れば静かになることはもう理解した。ちなみに六道名家を殴り飛ばす日常はさすがに疲れる。

何と言うか分家連中が、こっちに殺意を向けてくるからもう面倒すぎる。

「またいつもの言葉で私を苛めるんですか、ただちょっと血で血を洗うような戦いをしようと言うだけですから」
「世の中にそれに対してはいを唱えるのはお前みたいな馬鹿だけだ」

俺は弱いんだよ、可哀想なぐらいに。山一つ吹き飛ばす鷺宮や不動なんかと俺は別次元の弱さを誇っている。なんて弱さだ、涙が出てくるぐらい俺は弱い。

がたんと音を立てて椅子に座る。不服そうなどっかの馬鹿は、子犬のようにまだかまだかと尻尾を振っているように見えた。

「気が向いたらなんかしてやるから諦めろ、俺は戦うのは嫌いだ」
「事実なのでしょうが、どうせ貴方は私と戦う時がくるんです何時戦ったって変わらないでしょう」
「理解の出来ない言葉を言うんじゃねーよ。俺の就職先は自分で見つけるんだ」

言っていて、なんだが完全に無茶である。ここの卒業生は全て企業や政府行きだ、ばーさんの名声の所為で俺は、どうせ政府筋にさらわれる。後任の教育とかその辺りだろう、所詮Cランク能力者に能力者戦任せるほど愚かではないはずだ。

俺がしたいのは、親父と同じ町工場の作業者だというのに、世の中全く上手くいきません。

「その辺りはあなたなら分かっているようですから、そんなに言いませんが次の試験の時は戦いますよ。どうせ貴方は仲間はずれになりますから」

最初の模擬戦でAランクの奴と戦った時、全裸で土下座させたのが悪かったのだろうか。それとも戦う前に睡眠薬を投与した当たりが悪かったのか俺には理解が出来ない。

そんな事を一ヶ月したら、今の特殊科で俺と戦ってくれる相手はこいつしかいなくなった。

「何回負けてもめげないよね、絶対俺にマゾだとしか言えないぞ」
「そうかもしれません、最近私は巻けることが楽しくてならないですから。その代わり私をこうした責任はとって欲しいですが」
「勝手に自爆した奴がなに言ってんだ。自分でどうにかしろ」

しかし犬だなこいつは完璧に、俺の言葉に一喜一憂している。尻尾でもあったらブンブン振り回しそうだ、あれだけ暴言を吐いて付き合ってくれる友人は、こいつぐらいしかいないし、結構感謝しているが言えば付け上がるので言う事などはない。

などといっている間にチャイムが鳴る。なぜかいやな予感がした。
何でこんなに突如いやな予感がするのか分からないが、鷺宮のあれはお預けで儲けているように軽くうーと犬のように唸って席に着く。

どうやらこいつでもないのだろうが、この唐突ないやな予感はよく感じるが、その中でも強い。
強いて言うならまだくたばっているどっかの跡取りの告白クラスのレベルで、絶対になんか悪いものが俺に降りかかると確信するものだった。

「これ以上何かあるのか」

この悪寒はさっきにも似た毛色のものだ。なんか分かった気がする、ここにいないあれがくるのだろう。俺みたいな一般人に弩級の殺意を向ける女を俺は一人しか知らない。
教師がホームルームを始める為に、教室からあわられる。そこには鷺宮だって想像したくも無い戦闘者集団松永の跡取りである娘がいたのだ。

松永では髪を伸ばすことも許されない、幼い頃実は丸刈りだったとは思えない女は俺に殺意を向けていた。また俺の生活が面倒になったことは理解するが、何でこうネタが尽きないのか俺の人生に深く言及したくなった。




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