玄米茶の愚痴や、暇潰しの短編を書いたりするよ多分
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引越しします。まー更新にはそんなにダメージがないはずなので気にしないで下さい。
さてそろそろギルドをつくろうとか考えているアンリミテッドハーツ、ちなみに最近は出来る時間がないので触れてませんが、まー気が向いたらでいいや。
それとweb拍手より感想をくれている方本当にありがとうございます。感想一つでやるきがでますから、しかし相互リンクを求めても人が来ないので今度自分トライしてみます。
いい加減友人のところへの一方的なリンクだけじゃ寂しくなって着ましたので。それも全部引越しが終わってから、気楽に待っていてください。必死になんか色々しておきます。
そういえばここまで自主的に人を殺そうとした主人公で居るんでしょうか。さて本編でのあんな戦い方をする主人公にようやく危険性を知っていた賢者も冷や汗をかき始めた。
最終話までもう少し、だが絶望はまだ終わっては居ません。この世界に彼がいる限り悲劇は終わらない、それは彼に対して、そして彼の敵に対しても、一切何も変わらないのですから。
あとルッコラ登場しますよそろそろ。
メインヒロイン候補その二が、出てきますよ。と言うか何度も思うが、こんなヒロイン連中出すぐらいなら聖女を生かして置けばよかった。
それと下のはweb拍手に投げといた、衣生活の絶望前の話です。しかしこの主人公に幸せと言う単語ほど似合わないものは無いと想い始めてきた私は悪魔かもしれない。
海晴とルッコラの生活
「おばさん、とりあえず今日の仕事終わりました」
「そうかいアマハル、じゃあとりあえず夕飯の準備するからメリエと一緒に井戸から水を汲んできな」
それはいつの頃だっただろう。まだ異世界に来て一ヶ月しかたっていない頃だったと思う。
字のかけない彼は学院で馬鹿にされていたが、メルエやルッコラ、アールベなどと一緒に仕事をしながらくよくよせずに勉強をしていた。
教師に嫌われていた彼は質問しても、たいした回答をもらうことは無かったが、それもで必死に勉強をし続けた。
学園の教師は貴族ばかりで、国なしの彼に辛く当たることもあったのだ。
それでも字を覚えていきながら確実に彼は成長をし続けていた。
「しかしアマハル、このまま学園にいるんじゃなくてさ、この酒場で本格的に働かないかい」
「そうですね、それいいですね。けど学園を退学すると授業料を払わなくちゃいけないんです」
「なら、卒業したら酒場で働けるんだね」
ルッコラは真面目に働く彼を娘と結婚させようとまで考えていた。
働き者で常に一生懸命な彼の姿を見て、娘も満更じゃなかったのでそんな事を考えていたのだ。
「頑張りますよ。ルッコラさんの酒場をもっと繁盛させて見せますから待っていてくださいね」
「お願いだよアマハル」
一ヶ月も働くうちに肉体老度も慣れてきた彼は、まだメルエが何か仕事をやっているの見て自分で井戸から水を汲んできた。
まだ結婚なんて考えてなかったが、メルエは嫌いじゃなかった。それにルッコラ達に最大限御礼をしてからじゃないとここから出るつもりも無かった。
「じゃあ行きましょうかメルエさん」
「あ、は、はい。わかりましたちょっと待ってくださいねー」
ちょっと小走りで走ってくるメルエは、アールベとルッコラのいいところだけを抜き出して作った様は美少女だ。
それがちょっと頬を赤らめながら恥ずかしそうに走る姿は、健康な男子には少しばかり刺激が強すぎる。
「アマハルなら襲っても許すから、孫を頼むよー」
「私からも孫をお願いするぞー」
「二人とも何を言ってるんですかまだ早いでしょー」
こんな当たり前の生活があった。
しかしこれからもう少し月日がたった時、全てが水泡に帰す事になるとは彼らは考える事すらしなかっただろう。
幸せだった、全部が全部幸せだった。
「じゃあ襲わないように僕一人で行ってきますよ」
「あー私も行きますよーハルさーん」
海晴がただ幸せだった頃の優しさに生まれて始めて触れた幸せな日々の話である。
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