玄米茶の愚痴や、暇潰しの短編を書いたりするよ多分
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最近のお勧めの漫画はトライピースです。どうもお久しぶり玄米茶です。
ここで紹介したのは、孤高の人とブレイクブレイドと逆襲or突撃パッパラ隊だったかな。このジャンル無差別な私らしい適当な紹介ですね。
ファンタジーならハーメルンのバイオリン弾きを見るといいよ。最近新しいのが出来てるけど、こうガンガン系列作品しか紹介していない気がしますね。
しかし玄米茶はガンガンで中学生を育ったので仕方ないのです。丁度ガンガンのお家騒動よりちょっと前の辺りから購読してましたね。
今のガンガンはあまり見たい作品がないし、高校生の辺りで卒業しちゃいましたしね。何より友人の家で見てたんで、買う必要がなくなってたってのもありますがね。
と言うわけでトライピースがお勧めです。興味があるかた買え、他にもお勧めはあるにはあるんですが、一冊づつ紹介してみる。こうやってネタを温存しないと秒速で消えうせますからね。
そういえばこの作品の五巻の巻末漫画なんですが、ついているのが駄目なんじゃない、ついている事がいいってことに、と言う台詞にいたく感銘を受けました。これを見ていた所為で、八月宮のお姫様の方向性がギャグになりそう怖いです。
彼と彼の出会いは、はっきり言って偶然だった。
日々の職務の合間に、お忍びで市街に下りていた。そんな折だったのだ運命に出会ったのは、彼は宿屋の一人息子で、近所では美人と評判の男の子だった。
ライニアとよばる少年は、偶然ではあるが、市民と喧嘩をしている身分の高そうな男を見かけて、今考えればこの時に助けなければ良かっただけなのだが、心優しい少年は、いつものように巨漢どもを相手に大立ち回りを行い。
ラクノルトを助けてしまったのだ。
その姿を助けられたラクノルトはこう言っている。
太陽さえも翳らせる美貌をまとい、傾国の笑顔を操り男を魅了する様、まさに女神クレシアナの加護を受けたものとしか思えない。
聖人カストラヌネミアの再臨であると、その黒き清水の流れから、艶かしく表れた白き雪原の様な輝きは、二度と見ることない芸術のようであった。
そしてそのすさぶる力は、巨漢の男をいとも容易く殴りつけ。その美しさにはんぴれするように荒々しく、いやだからこそ戦乙女ラスメルクスを思い起こさせたと。
いやそう言うレベルじゃない。
ただの腕力だけで男達の骨を砕き、体重差からして倍近くありそうな男をただの一撫でで投げ飛ばしと、その辺の騎士どころかひとかどの戦士達ですら容赦なく妥当できる力を持っている。
カイシの宿の鬼と呼ばれ、兵士として身を立てれば将軍にだってなれるともっぱらの噂の人物だったりする。
だがその見目麗しい姿から、誰もがそのような名前で呼ぶ事は無く、宿の背の君と呼ばれていたりしたのだが、ラクノルトは一瞬で彼に心を奪われてしまったのだけは偽りない事実であった。
「おい、アンちゃん大丈夫だったか」
「ああ、あああ、あああああ、大丈夫、いや大丈夫どころかこの胸の鼓動は」
「いや、いろんな意味で大丈夫そうじゃないだろそれは、本当に頭大丈夫か」
しかしラクノルトは初恋に動揺してまともに喋る事ができない。
一応彼は賢王と呼ばれる男なのだが、こういうことには弱いらしい。一応八十人近い後宮を築いていた様な奴なのに驚きの一言である。
「ああ、だがこの高鳴り、この嬉恥ずかしさ、何だこれは」
「いや俺がお前になんなんだと言いたいんでど」
「雷に打たれたように、いやまさかこれが、だがしかしそれしか」
「会話するきないならもう帰っていいか、いつの間にか俺の服掴んでるけど、残念な人と会話したくないんだけど」
だが興奮でよく分からないうちに顔を真っ赤にさせたラクノルトは、彼を抱きかかえる。あまりの事に骨の一つも普通なら折るところなのだが、状況が分からず目を白黒させて動揺の極地にいた。
「好きだ、愛している、だから結婚してくれ」
「ふざけんな、お前いきなり言う事かいて。男に告白して何を考えている」
「決まっているだろう求愛だ、性別などどうでもいい愛している。お前のその輝きに見ほれてしまったのだ」
だがライニアも動揺を隠せ内容でそのままラクノルトによって王城まで運び込まれてしまう。
そしてそれから少しの月日がたち、王の権力を使われ家族を人質に取られたようなものである彼は、愛人の地位を受ける事になるが、それ以外は受けないと言い張り、ラクノルトに体を許す事も無く、冒頭のアレはそれに耐え切れなくなった王が彼を襲い返り討ちにあったと言うだけの話である。
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