玄米茶の愚痴や、暇潰しの短編を書いたりするよ多分
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今日は珍しく買った漫画の紹介でもしてみる。
孤高の人だったかな、大雑把に言うとクライミングの話なんだけど、結構楽しく見れましたよ。
知り合いが次々と死んでいくところなんかも見物ですね。
それと知り合いが殆ど全て主人公の味方にはならないあたりも好きです。玄米茶はどうもこういう作品が好きでなりません、性格が悪すぎますね。
最新刊は八巻なのかな、取り敢えずそこまで見たけど、主人公の周りから人気が消えましたよ。次はどうなる事やら疑問がいっぱいですね。
確かこの前はといっても半年ぐらい前になるけどブレイクブレイドをお勧めしたんだっけ。小説をすすめろよとか言われたら、あーうん、えーと、グインサーガをみたらどうかな。
十二国記とかもお勧めだよ。
偉大なる帝国の中興の祖といわれる王がいる。
ラクノルト他の名前は持たない、あたえられたなまえをすべて蹴り、国に粉骨砕身したといわれている名君がいた。
後宮に一人の身分の低い愛人を抱え、妻も持たずただ一人の女を愛した男として伝えられている。
その王が残した後宮は、それから二百年が経ち改築を重ねられ王の妻が住まう宮殿にかわり、その王と愛人が決まって蜜月を過ごした月を与えられその宮殿を人はいつしか八月宮と呼ばれるようになっていた。
そして現在また一人、八月宮に王の愛した者が宮殿に現れた。
今の王は他国から名君として評判が高く、ラクノルトの名前を授けられた、ラクノルト二世である。
だがラクノルト二世は、一世と違い好色であった事もあり、既に後宮である落葉宮に既に八十人近い女が囲われていた。八月宮を遣うことがない王と呼ばれるほど、女関係に関してはずさんな王だったのだ。
だがそんな王が、突如として落葉宮の女を多額の金と名誉を与えて国許に帰したことが始まりになる。
そして一人の人間を八月宮に招きいれ、ただ一人の愛人として囲うと宣言したのだ。この者も一世と同じく、平民の出で王の妻とすることは出来なかったのだが、二世もまた一世に習い唯一つの存在として愛すると言い張った。
一世の頃と変わらぬ力と威勢を各国に振りまく帝国だからこそ許された王のわがままとも言える。
だがこれでようやく王も落ち着いたと、家臣の者達もまた息をついたものである。
そんな折だ、八月宮からその愛人が逃げ出したのは。すぐに見つかりはしたが王の動揺は激しかった。
「何故だ何が悪い、お前を愛し、お前だけを見ると誓っただろう、ライニヤ」
「じゃかあしぃぼけが、いつこっちがお前を愛するといった、誰がお前に体を許すか」
少し小柄ながら、聖王の地方でしか見ることの出来ない長い黒髪が、感情のままに激しく揺れ、どこか少年のような勝気が表情は、激情をあらわにしてもどこか愛らしさを残していた。
少々体の発育が悪いのか、まだ少女どころか子供のようにも思える平坦な体は、この王ロリコンかも知れ無いと言う不安以外は、王の選択は間違っていないと証明されていた。
動揺した王は嘆きの声を必死に上げながら、何故だと繰り返し叫ぶ。
愛人と違い、鍛えられたからだと端正な顔立ちは、並べがこれ以上のない一枚絵のようにも見えただろう。
「ふざけるなといってんだろうが、お前は勝手にお忍びで人の家にきたと思ったら、担いで妻にするだと、こんな国反乱でもされて壊れちまえよ」
「やはり愛人はいやなのか、だがお前しか愛さないぞ俺は、だが今はお前を快楽で満足させてやる事もできないがな」
「そりゃそうだろうよ、思いっきり股間に踵入れてやったからな。一生不能になっちまえ」
王はその愛人の言葉に、絶望し蒼白とした表情を見せる。
未だに王を認めていないその愛人は、穏やかな表情を見せうる事もなく、死んでしまえこの変態王と暴言を撒き散らしていた。
最も王は明らかに内股気味で、明らかに下半身に痛烈なダメージが残っている事を現在進行形で刻んでいたりしたが、状況だけは痴話げんかである。
「だが諦めん、お前以外はもういらないんだ俺は」
「ああそうかよ、俺もお前は要らないんだよ」
二人の視線が絡み合う。片方だけはやけにねっとりとしていたようで、すぐに目をそらしたが、
「照れずとも良いのに」
「誰がじゃ、俺はお前に殺意以外の感情はない」
「何が悪いんだ、教えてくれれば治すぞ」
これも何度も掛け合った言葉なんだろう。
愛人は酷く疲れた顔をして、いつもと同じ言葉をかける。
「そうか、これで三百回目だが教えてやるよ。その貴様の腐った性癖だよ」
「なにがだ、俺はお前の為に必死に」
「そうか、ああそうかい、まずは男に惚れるって言うその性癖を直せって言ってんだよ」
肺中の息を吐き出しながら、愛人である男 ライニア は、空高く響く少年の声を世界に刻み付けた。
後書きじゃないけど
これシリアスになるんだぜ。多分五分割ぐらいして出すから、ゆっくり待ってて。
孤高の人だったかな、大雑把に言うとクライミングの話なんだけど、結構楽しく見れましたよ。
知り合いが次々と死んでいくところなんかも見物ですね。
それと知り合いが殆ど全て主人公の味方にはならないあたりも好きです。玄米茶はどうもこういう作品が好きでなりません、性格が悪すぎますね。
最新刊は八巻なのかな、取り敢えずそこまで見たけど、主人公の周りから人気が消えましたよ。次はどうなる事やら疑問がいっぱいですね。
確かこの前はといっても半年ぐらい前になるけどブレイクブレイドをお勧めしたんだっけ。小説をすすめろよとか言われたら、あーうん、えーと、グインサーガをみたらどうかな。
十二国記とかもお勧めだよ。
偉大なる帝国の中興の祖といわれる王がいる。
ラクノルト他の名前は持たない、あたえられたなまえをすべて蹴り、国に粉骨砕身したといわれている名君がいた。
後宮に一人の身分の低い愛人を抱え、妻も持たずただ一人の女を愛した男として伝えられている。
その王が残した後宮は、それから二百年が経ち改築を重ねられ王の妻が住まう宮殿にかわり、その王と愛人が決まって蜜月を過ごした月を与えられその宮殿を人はいつしか八月宮と呼ばれるようになっていた。
そして現在また一人、八月宮に王の愛した者が宮殿に現れた。
今の王は他国から名君として評判が高く、ラクノルトの名前を授けられた、ラクノルト二世である。
だがラクノルト二世は、一世と違い好色であった事もあり、既に後宮である落葉宮に既に八十人近い女が囲われていた。八月宮を遣うことがない王と呼ばれるほど、女関係に関してはずさんな王だったのだ。
だがそんな王が、突如として落葉宮の女を多額の金と名誉を与えて国許に帰したことが始まりになる。
そして一人の人間を八月宮に招きいれ、ただ一人の愛人として囲うと宣言したのだ。この者も一世と同じく、平民の出で王の妻とすることは出来なかったのだが、二世もまた一世に習い唯一つの存在として愛すると言い張った。
一世の頃と変わらぬ力と威勢を各国に振りまく帝国だからこそ許された王のわがままとも言える。
だがこれでようやく王も落ち着いたと、家臣の者達もまた息をついたものである。
そんな折だ、八月宮からその愛人が逃げ出したのは。すぐに見つかりはしたが王の動揺は激しかった。
「何故だ何が悪い、お前を愛し、お前だけを見ると誓っただろう、ライニヤ」
「じゃかあしぃぼけが、いつこっちがお前を愛するといった、誰がお前に体を許すか」
少し小柄ながら、聖王の地方でしか見ることの出来ない長い黒髪が、感情のままに激しく揺れ、どこか少年のような勝気が表情は、激情をあらわにしてもどこか愛らしさを残していた。
少々体の発育が悪いのか、まだ少女どころか子供のようにも思える平坦な体は、この王ロリコンかも知れ無いと言う不安以外は、王の選択は間違っていないと証明されていた。
動揺した王は嘆きの声を必死に上げながら、何故だと繰り返し叫ぶ。
愛人と違い、鍛えられたからだと端正な顔立ちは、並べがこれ以上のない一枚絵のようにも見えただろう。
「ふざけるなといってんだろうが、お前は勝手にお忍びで人の家にきたと思ったら、担いで妻にするだと、こんな国反乱でもされて壊れちまえよ」
「やはり愛人はいやなのか、だがお前しか愛さないぞ俺は、だが今はお前を快楽で満足させてやる事もできないがな」
「そりゃそうだろうよ、思いっきり股間に踵入れてやったからな。一生不能になっちまえ」
王はその愛人の言葉に、絶望し蒼白とした表情を見せる。
未だに王を認めていないその愛人は、穏やかな表情を見せうる事もなく、死んでしまえこの変態王と暴言を撒き散らしていた。
最も王は明らかに内股気味で、明らかに下半身に痛烈なダメージが残っている事を現在進行形で刻んでいたりしたが、状況だけは痴話げんかである。
「だが諦めん、お前以外はもういらないんだ俺は」
「ああそうかよ、俺もお前は要らないんだよ」
二人の視線が絡み合う。片方だけはやけにねっとりとしていたようで、すぐに目をそらしたが、
「照れずとも良いのに」
「誰がじゃ、俺はお前に殺意以外の感情はない」
「何が悪いんだ、教えてくれれば治すぞ」
これも何度も掛け合った言葉なんだろう。
愛人は酷く疲れた顔をして、いつもと同じ言葉をかける。
「そうか、これで三百回目だが教えてやるよ。その貴様の腐った性癖だよ」
「なにがだ、俺はお前の為に必死に」
「そうか、ああそうかい、まずは男に惚れるって言うその性癖を直せって言ってんだよ」
肺中の息を吐き出しながら、愛人である男 ライニア は、空高く響く少年の声を世界に刻み付けた。
後書きじゃないけど
これシリアスになるんだぜ。多分五分割ぐらいして出すから、ゆっくり待ってて。
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