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玄米茶の愚痴や、暇潰しの短編を書いたりするよ多分
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お久しぶりです。カウンターが落ち着いてきたので、そろそろまた始めますね。
なぜか人が来てたので驚きです。そこまで衣生活の完結を待ち望んだ人がいたのか、まーいいやどうせどこかで晒されたんだろう。良識さえ守ってくれりゃどうでもいいし。

と言うわけで最終章の終了です。
タイトルにあるように、絞まらない終わりに成るかもしれませんが最後までゆっくりみてやってください。

モブストライクでファミリーになってくれる方募集中




今の戦力比は、戦艦と竹やり歩兵と言う絶望的な代物。
俺の最秘奥の一つである能力狭窄は、問答無用で支配の前に屈服させられる。そもそも音による強制世界介入に近い能力である言霊使いは所詮支配の下位互換能力過ぎない。

いや元々これは破られるとは思っていたが、ここまであっさりだと涙しか出てこない。

「さあ次があるんでしょう、貴方ならきっと何かしてくれるに決まっています魔術師さん」
「今更古い名前を語りやがって明、お前は雑魚にいくらなんでも関わりすぎだろう」
「雑魚であろうと私にとっては最強なんですよ。そう言えば始めて私の名前を単体で使ってくれましたね」

ああ、多少は認めてやるよ。
大抵はこれでどうにでもなるってのに、それさえ踏破してくれりゃ認めないわけにはいかないだろう。

「だがもう一つは簡単にゃつかえねーよ」
「なら引き吊り出すまでですよ」

だって近距離以外で使えねーし。
本来は能力狭窄との併用技だぞ、つまりここからは本当に死線を潜れと、ああ目の前が真っ暗になっていく。命賭けろというわけかい、平穏無事を願う俺にそれは酷すぎるだろう。
だがここで逃げる選択肢はどうやらないようだ。そのための世界最強最悪が二人いるのだろう。

最悪だ。

あいつはあいつで明らかに何かしらの破壊力のある攻撃が用意されている、しかもこれは回避できる類じゃない。しかも既に発動段階、俺がなにをするかを楽しみに見ている、そんな強者の余裕が俺に出来るわけがないのに酷すぎる話だ。

「まずは小手調べか、俺に勝つには最大火力で秒殺しろと言っているのに馬鹿か『じゃあとりあえずこれと拮抗してろ』」

それと同時に要していた銃をあいつにぶちまける。
どうやら俺がこの状況で武器を使ったの事に驚いたのか、支配の能力が分散して虚ができた。一瞬であるがここに全てをかけるしかないのだ。

先ほどの言霊は、あいつをその場所に杭打つための策。銃をひたすらにぶちまけるがそれが役に立つとは思えないが、足止めにぐらいはなる。

「卑怯な、正々堂々と」
「だから正々堂々と卑怯に戦ってやってるだろうが」
「いいわけをしないで下さい」

いいわけなんてしてねーよ。
言霊で銃弾を強引に切り替えながら歓談のない射撃を行なうがこれじゃあどうにもならない。ただあいつとの距離を零にするためだけだ、支配による物理掌握で触れる事も言霊も聞かないだろうが、それぐらいの策はある。

一歩一歩踏み込んでいく中あいつの顔を見た振りまく笑みにどうあっても感じる余裕に俺は勝利のを確信する。だからその余裕一生していてもらうぞ。

「ここまで近付いたって何にも出来ないでしょう」
「アホかこの距離にきたら、一つあるだろう。強制干渉が」

物理障壁に手をへし折られるが、触れることだけは可能とした。ならもうこの障壁は要らないだろう。

「『さっさと自然にもどれこれは現実ですらない』」

能力自身に狭窄をかける。
いくらあいつでも直接干渉までしてかける言霊には、流石に動揺の色を隠せないのだろう。驚愕が顔面に張り付いたままだ。
だがその表情は駄目だろう。

「あ、ずるいですよ。早く切り札を見せてくださいよ」
「ずるかねーよ。それに聞かせてやるよ俺の切り札を、聴いておけ馬鹿が」

折れていない手であいつを殴りつけるがたいしたダメージじゃないだろう。そもそも言霊で痛覚遮断していなければ泣き叫んでいるところだ、そんな状態の拳は次の手のための布石に過ぎない。
あいつに抱きつくように俺は近寄る。いくら支配の能力でもじかに言霊聞かされれば否応無しに刻まれるだろう。

「あのなぁ、『俺はそれほど強くない』理解しろよ」

決まった、これでどうにか五分にまでは持ち込める。何より付け入る手場所が出来た。
しかしこの言葉を聴いたとき、あいつを除く全員があきれた顔をした。目の前にいる鷺宮の明に抱きついた所為だろうか、だがすぐに離脱しなければ能力で圧殺される。

あのさー何で俺のいたところにプラズマが浮ぶんだよどういう殺意だよ。

「なんですか今のは、何の意味があるっていうんですか」
「あるさ、とてつもなく大きな意味がな」

さて準備は催眠銃だけでいいか。
後はもうワンサイドゲームだろう。本来の使い方をしていないが、誰もこの意味を理解できない。つまりは俺の切り札は把握していない、これが一番の重畳だ。

だがもう負けはないぞ。

銃口をあいつに向ける。命中する言霊を加えて、あいつを睨みつける。

「これで終わりだよ」
「何を言っているんですそんな代物で私をどうやって倒すつもりですか」

そりゃ気付かないだろう、この言霊をあいつには念入りにここ数ヶ月かけて刻み付けてやったんだ。
俺を無意識化で油断させる言霊なんて、ずるいとは言わせないぞこれが俺の勝ち方だ。これであいつは俺の能力を完全に弱いと判断して防御さえしないだろう。

「って、え、なんで、こんな事が起きるんですか。物理掌握が出来ない、美春さん私に何をしたんですか」
「内緒だよ。ただお前は生涯を尽く油断しろ」

後は引き金を弾いて終了、即効性の睡眠薬にそのまま明は倒れていく。
だが俺もそこで限界だったらしく気絶してしまった。



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