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玄米茶の愚痴や、暇潰しの短編を書いたりするよ多分
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あーこのあとブログでまたなんか掲載でもしようかな。
なんか見たいのありますか。こっちに掲載出来そうなのは、森の魔女と夏祭りに虐殺者ランキングぐらいだろうね、あとは榎本武揚ぐらいだろうか。

ちょっと昔に行ったけど玄米茶が一番憧れている幕末の英雄ですよちなみに幕府側の人ですよ。この人が何故評価されないのか理解が出来ないぐらいです。少なくとも新撰組よりは評価されるべき人です。
頼むから評価してくれ、このブログを見た人は、幕末のほかの奴らよりも評価されていいと思うんだよこの人だけは。正直新撰組を評価する暇があるなら絶対この人をするべきだと玄米茶は思うんですよ。

政治家と言うものはこの人のようにあるべきだと思います。

しかし新撰組嫌いだから玄米茶は徹底的に落としますよね。まー他の人が評価してるから私が貶めたところでなんも変わらないでしょうがね、けど榎本武揚は評価されるべき人間です。

とか愚痴っている間に最終章を始めたいと思います。



「と言うわけですから明日の十時にこの場所でどうですか」

そんな風に会話を終了させてからもう二時間ぐらいたっただろうか。
一人にしてくれといって、一応本家に用意されている部屋で寛いでいる訳だが、なんか余計なものが付属している。
鷺宮のアホだ、俺が逃げるとでも思っているのか視線が突き刺さるようで少しばかり居心地が悪い。

だがすぐその厳しい視線は穏やかになった。

「あれからもう二年近いですね」

不意にかけられた言葉はあいつにしては意外な言葉だ。
こいつがあの頃を振り返るとろくなことがないが今回は俺の嫌な予感センサーに反応もないので問題ないのだろう。

「そうか、確か通り魔がいきなり襲い掛かってきて手加減出来ずに叩き伏せたんだよな。それがまさかあの頃地元を騒がせていた、通り魔で女しかもドSと来ていた。なんか学校の同級生がしりに異物つっこまれて悲鳴を上げていたしあの時は必死になったなぁ」
「そういえば少し昔はやんちゃが過ぎましたよね。あの頃は自分に足りないのは実戦だと思って、手当たり次第に挑んでいたんですよ」

こいつ今あの外道をやんちゃで済ましたよ。
俺がこいつにやった行為も最低に位置する部類だが、こいつのやった行為も大体人道に反している。中でも印象に残っているのは全裸にされていぬ耳を付けられた挙句、電信柱に紐でくくられた地元の先輩方。

あんな悲劇はそうそうない、これはやんちゃで済ましていいレベルじゃないだろう。

「ああ、お前が俺と同等の屑である事は知っているが負けた気がしたよ」
「そんなはずはありません貴方こそ負けた相手にあそこまで屈辱を与えていたじゃないですか。この前の松永との一戦のあと、私にまで手伝わせて油性で悪戯書きしたのち、男子トイレに放り込んで私は雌豚ですと言わせて指差して爆笑してたのを忘れてませんよ」
「ふざけんな、その後に松永の娘は実は男だって情報撒き散らした奴の言う台詞か」

そう言うと目を丸くさせてこいつは驚いた。いや驚くところないだろうとか思うが何かしらの理由があると思いたい。

「所詮同じ穴の狢じゃないですか、敵対する存在には私は手加減しないでつぶすと言うのが本文ですから」
「敵対してない奴にも手加減無しだがな」

俺なんて戦艦突撃とかそんな感じだぞ。
だが目をあいつは細めると、鼻を鳴らすようにして笑いかける。

「当然じゃないですか、貴方は私より強いんですから。弱い相手はどうでもいいですけれど、貴方は別格ですよ。こればかりは不動明王だろうと言言権現でも与えるわけには行かないんです、最初で最後の最大の敵でしょうから」
「冗談じゃないこれで最後だ、俺はお前と違って戦う事に何の興味もないんだよ」
「さてどうでしょうね、戦闘狂じゃないにしろ、敗北主義ではないようですから、戦い始めたら否応無しに本気を出すんでしょう。それこそ外道に下劣を極めて、悪辣を鮮烈に劣悪を貫くように」

なんでそこまで俺を人間的に貶めるのか理解が出来ないが、俺の言葉を待たずに犬は立ち上がって部屋からで行った。
やたらと軽い足取りに一体何が篭められているのかわからないが、少なくとも俺にとってプラスになるような事じゃないのだろう。いやな余寒とも違うなんともいえない不快感はどうしても俺の表情を暗くさせる。

「だから今回は逃がしませんよ。ようやく捕らえたんですから」

ただその凶暴に歪んだ表情はやはりろくでもない。
けれどあいつの顔を見ていたら一つだけ思うこともあった。今回の戦いで勝とうが負けようが、生涯俺はあいつに付きまとわれる気がしてならないと。

そんな予測もしたくない未来予想図が嫌な予感と共にあふれ出した。

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